教育システム
習うからには 教えられるように 教えるからには 自己研修を
講師の資格を目指す勅使河原和風会の教育システム
講師昇格試験まで4つのライセンスを取得いたします 。
勅使河原和風会のモットーの一つ「好きな花を 好きなだけ 好きな花瓶に 挿して楽しむ」
勅使河原和風会ではお稽古される皆様に合わせてカリキュラムを前後させる場合もあり
時に楽しく、時に考えるようなお稽古を心がけています。
その方の作品の長所は最大限に伸ばし、それに合わせ基礎を徹底して学ぶことでご自身の持っている感覚を
最大限に引き出すことこそ勅使河原和風会の教育システムです。
基礎を徹底することでスキルが身につき その次のステップへの道が開かれるのです。
武術の世界では、「基礎こそ奥義」と云うそうですが基礎は何よりも大切です。
いけ花の世界も同じなのです。
基礎の中の型や色彩・空間を徹底的に学ぶことで確実な技術が身につき
どのような状況や環境においても最高の作品を生み出すことができます。
不思議なもので基礎がしっかりと体系化されると
自然と教えることにも自信がついていくものだとと思います。
これは初代が導き出した勅使河原和風会の教育方針そのものです。
時代がいくら変わろうともこの教育方針は変わることはありません。
歴代和風も初代の教育方針を曲げることなく教育システムを継承してきました。
結果として環境に左右されることなく常に冷静に自身で思う
最高の作品をいけることができるようになるのです。
お稽古のコース
普通科
「いけ花とはなにか」から花型構成の基礎を学びます。
剣山を利用し、水盤等の花器にいけられるようになります。
高等科
投入花、掛け花をはじめ、応用花器を使用するなど、
実習の範囲を広げ、厚みのある基礎を修得します。
専攻科
投入花の横体や水揚法、さらに表現力に富んだ花型構成を修得し、いけ花を総体的に学んでいきます。
特修科
講師となるための最終ステップとして、いけ花に対する精神面、技術面の充実を総合的に図っていきます。
講師昇格試験
趣味と同時に 人に教えられる実力を
勅使河原和風会の認める講師昇格試験は特修科終了後
次の3つの方法がございますからいずれかよりお選びください。
本試験
直接東京本部へご来館して受けられます
通信試験
遠近により多少要領が違いますが東京本部へご来館せずに受けられます
特別認定試験
幹部が適格者を東京本部へ推薦して書類審査を受けられます
いずれかを経て授与されます。
合格人数に制限のない基本を見る試験です
受けてはじめて自分の大きな実力が判ります
新しい時代でのいけ花は、趣味と同時に
「人にも教えられる実力を持つ」ことを要求しております。
皆さまのご研究が順調にすすみ、最後の講師試験までご継続されますよう切にご期待申し上げます。
現在における「いけ花」は国際人の教養として避けて通れないものと
なってきております。
昇格試験に合格すると以下が可能になります。
・勅使河原和風会から雅号が授与されます。
以後、作品の展示には雅号を使用することができます。
・勅使河原和風会から講師のお免状と看板等が授与され花展等での作品をいけ る際にお使いいただけます。
・勅使河原和風会の講師としてお教室を開設することができいけ花を職とて展開することができます。
誰でも自信はありません
しかしチャンスはのがさず合格へ
資格に花を咲かせましょう